詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「風邪っぴき」

風邪ひいた 父親に
遊びに行くついでの 娘の見舞い
ネコと遊んで じゃあねと ハグ
ちょっと 長めのハグ

娘見送る坂道の
アスファルトで ネコはゴロゴロ
おいおい そうやってゴミと放射能くっつけて
おれのフトンにもぐりこむのか
ま これが福島で暮らすということだ

ふとんに入ったけんど 眠れなかったから
ガラス戸ごしに お月様待ったのさ
今夜は 満月だからな
ここから 見られるだべが
おめさんのどこでは どうだべが

(2016・9・17)



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# by johnny311 | 2017-09-27 10:30 | 日々の詩2017年

「琉球新報」

バタバタと 高江の空飛ぶ 陸自のヘリ
ブラブラ 重機ぶら下げて
何で自衛隊のヘリが運ぶのさ アメリカの属軍か
いやいや 戦争と原発でご飯食べたいから
アメリカみたいになりたくて 何でもやるのさ

9月14日の琉球新報
福島のひと読んでと 鴨下さんがよこしてくれた
国「総動員体制」県、手法に反発
名護市長「空恐ろしい」とある
パラパラめくって文化欄
「誰が死者を身ごもるか」 知念ウシの
脱植民地主義と「県外移設論」
「美ら島だより」には「木の上の軍隊」再演の記事

ウーム おれは
「甲状腺ガン多発と放射能の関係は考えにくい」と報じる
お上の代弁のような地方紙を思ってため息

甲状腺ガン175人
だば おめさん 何が原因だって言うのさ
起きている おっかない事実は隠せねえべ

(2016・9・15)








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# by johnny311 | 2017-09-25 12:03 | 日々の詩2017年

「月と行進」

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ゲホゲホと せき込んでフトンの中
風邪か 夏の疲れか セシウムか
ガラス戸から 十五夜のお月さまが見えたものだから
世界中のこどもたちが おとなたちが
戦争で 放射能で苦しまねえように ついでに
オレの具合も なおしてくなんしょと 手 合わせた

岩泉町の水害のドロかきにいった スギさん
タバコくゆらせながら 月 見てるだべか

6年目 金沢に移住したヤスコさん
子ども学校なれたべか いっしょに お月見やってんだべか
 
37日間 750キロの巡礼を終えた レイさん
スペインの西の外れ フィニステーラで
ワインでも飲みながら 月 眺めてんだべか
 
タンタスコ スコタン タンタスコ スコタン
遠くから シャギリのお囃子が聞こえる
じきに 「今年も始まったない」の 提灯祭り
なにごとも無かったかのように 息子たちはかけてゆくが
「原発いらない 子どもを逃がせ」 の看板しょった
私は まだ行進の途中なのだ
フクイチの線量が上がっている
起きていることに目を凝らせ

熱 下がったら
ヨッコイショと起き上がり
また 歩くべな

(2016・9・15)






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# by johnny311 | 2017-09-13 23:27 | 日々の詩2016年

「佐渡さ 行くべ」(泉田知事不出馬を思って)

佐渡さ 行くべ
へっついの家さ 行くべ
タイサンボクの樹の下 ゆらゆらのハンモック
風に あたりながら 流れる
ドンデン山の白い雲 見るべ

陽が落ちたら 火を たくべ
パチパチはぜる たき火にあたりながら 流れる
あまの河 見るべ

保養さ 行くべ
海 山 野っぱら 走り回って 虫 追っかけて
キラキラの泥だんご こさえて
つかれたら 草に寝ころび 空 見るべ

だからな
こっから 南70キロの
柏崎刈羽原子力発電所を 動かしてはなんねえ
佐渡から 逃げ出すことがあってはなんねえ
へっついの家は
みんなの ふるさとだもの

(2016・9・6)






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# by johnny311 | 2017-09-04 19:08 | 日々の詩2016年

「ことだま」

ひとが幸せになるような言葉
だれかを思っている言葉
ていねいに だいじに
たましいこめて 使うべ

本当は できてね
バカヤロー なんて思っている
いじめられ ひどいことをされたら
わるい言葉が 口をでるんだよ

だどもな
原発はだめだ 放射能はいらね 戦争はしたくね
いやなことはいやだと はっきり言うごどど
汚ねえ言葉つかうのは ちがうから
まずは お祈りするべ
言葉に たましいこもるようにするべ
口から出た言葉は 本当になるっていうからない

ひとが うれしくなるよう
わたしが うれしくなれるよう
ひとが げんきになるよう
わたしが げんきになれるよう
ていねいに だいじに こころをこめて
あったかい ことだまにしよう

(2016・8・23)



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# by johnny311 | 2017-08-20 20:44 | 日々の詩2016年