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詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「福島のもんが 福島を歌う」

ハッピーアイランド フェステバル
交流会のライブ プロの歌い手さんのあと
とび入りの出番 もらって
それで 時間おしてるって マリさんが 言うんだ

キンチョウ してんじゃないのって
エミさんに せなか たたかれて
司会者もいなくなった マイクの前に おれは立った

金曜の夜 福島駅前で 歌ってます と
「原発いらない いのちが大事の歌」を 歌い
この 土の中の ホウシャノウは わたしのものではない
国と 東電へ返したい と
「アオキさん」の詩 朗読して
「歩いても 歩いても」を 歌ったんだ
ガクガク ふるえる足を押さえつけ
声をふりしぼったんだ 
ひび割れた ギターを かき鳴らしたんだ

オカノ ヒロキが じっと聞いていた

席に もどったら  マリさんが

須賀川の 祭天のときも 原発事故のあとも
いっしょに やってきたんだよね と
胸 つまらせながら 言うもんだから
おれも 涙がこぼれた

伝わったよと 他のひとから言われて
出番 もらった意味 わかったのさ
へただろうが なんだろうが
福島のもんが 福島の歌を 歌わねばなんねえ 意味が

(2014年10月5日)








by johnny311 | 2015-06-12 09:23 | 日々の詩2014年