詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「トゲ抜き」

いでっ!
まき薪りで 指にトゲ刺して
折れて残って ジンジン疼く
佐渡ヶ島 へっついの家
保養という名の 年寄りのひとり正月
なんも さみしいことないが
こんな時は 困るのお

老眼鏡に 虫めがね
焼いたハリで ホジホジして
ようやくとれた 黒いトゲ
こんなもんでも 刺さった日には
シクシク病んで 眠られね
こんなとき 誰かいればな

ああ 誰かといったって
あの人は 出で行ったし
ここさ来るの 気 重いって言われたし
それ おれのせいだべか それとも
フクシマのせいだべか と言いかけて だどもな
聞くの怖くて だまっていたのさ

胸の奥に刺さった トゲ
ひとりでいると シンシン 疼くから
そろそろ神さまから トゲ抜き借りるべな
抜いてくれるひと 
来てくれるのもいいな

(2016年1月7日)

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by johnny311 | 2016-12-22 11:01 | 日々の詩2016年