詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「スタンディング」

「アベ首相 二本松に来たる」のチラシ
亀谷の交差点 数百人のひと 日の丸の小旗
その中で おもむろに プラカード掲げたのです

「甲状腺ガン170人 20ミリシーベルトの撤回
避難者の住宅支援を打ち切るな!フクシマ棄民NO!戦争NO!」

なんだこりゃ! とにらむ人
目を合わせない ご近所PTAの知り合い
たちまち 190センチもある 黒い背広に取り囲まれ
横に動けば横に付き 前に出れば前に付く
「ちょっとあんた 囲まれているよ 前に出なさいよ
放射能のこと見えないよ」とおばさん

プラカードを 高く高く
想いを 強く強く
腕は震えるが降ろしたくない アベ氏に見せたい
何よりも 福島の人に見せたいのだ だから神さま
演説終わるまで 腕 上げさせてくなんしょと 祈っていたら
すっと 誰かが手を伸ばし 支えてくれた
ありがたい ありがたい ひとりではない ひとりではない

やがて ガンバローを三唱したアベ氏
黒塗りの車でよそへ 黒い背広もよそへ
日の丸の旗ふりもいなくなって ひとり家に帰ったのです

コップで一杯 水を飲んだら
「選挙 自公以外でお願いします」と電話
あと三日 アベ氏に 負けていられねえもの
見えない存在にも お祈りした

(2016年7月7日)

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by johnny311 | 2017-07-04 08:02 | 日々の詩2016年