詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「みとりびと」

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ばあちゃんは 盛岡の病院で 死ぬるしたく
目つむって あの世とこの世 行ったり来たり

石割り桜 満開で いやあ見事だった
九州で地震 多発だけんど ゲンパツは止めねえってさ
むくんだ指もみながら 年寄り息子は
ゆっくり みとるしたく

多発と言えば
本宮のチャーリーは心臓病
二本松のサクマさん 白血病
飯舘のじいちゃん 首吊って
寿命か放射能か 心の病なんだか
あいまいな感じで死ぬ人 まわりでは多くてな
おめさんがたに
なじょな言葉 たむけたらいいもんだか

九十のばあちゃん 逝く仕度
あっちとこっち 行ったり来たり
息子はきょうも みとるしたく
向こうさ行ったら ゆっくり休んで
また 生まれてきてくなんしょ
明日
わたしは 誰かの みとりびと

(2016年4月28日)



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by johnny311 | 2017-07-10 06:37 | 日々の詩2016年