詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「ネアンデルタールの花」

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わたしは たちあおい
ネアンデルタールの たむけの花

ひっそりと ひとりで逝った男にも
きっと さまざまな物語があったのだろうが
何も語らず 誰も知らず ただ
そのひとがいたという あかし

きれいだね と足を止める
すっと 夏の陽ざしに立つその姿は
どこか 卒塔婆のよう でも
風にゆらゆら 虫はブンブン
やがて 種がこぼれたら
たくさんの子どもたちが 芽を出す

わたしは たちあおい
ネアンデルタールの たむけの花
花が咲いたら 
わたしがいたことを 思いだしておくれ

(2016年5月24日)







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by johnny311 | 2017-07-14 23:40 | 日々の詩2016年