詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

カテゴリ:日々の詩2014年( 56 )

「メリー メリー メリー」

メリー メリー メリー
古着に せっけん フライパン
歌声カフェ クリスマス会の プレゼント
ほんとは 支援物資の おすそわけ
だども 助かるって わらう おばちゃん

メリー メリー メリー
「古米だけど 送ります」って
葉山の サンタさんから メールきた
ああ やっぱり 神さまは いるんだな

メリー メリー メリー
こよい クリスマス
今年も 暮れて
ついていたひと そうでもないひと
どんな クリスマス むかえてますか
いい年に なりますように

さようなら戦争 さようなら原発
あなたが のぞめば
戦争は 終わる
原発も 終わる

(2014年12月24日)



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by johnny311 | 2015-08-16 09:59 | 日々の詩2014年

「いがった」

なんとか 金曜行動さ まにあって
かけつけ二曲 歌えて いがった
酔っぱらいの おじさん
声やさしくて 女のひとかと思ったって
ほめてくれて いがった

避難して 誰もいねえ家さ 帰ったら
ネコのかりん 待っててくれて いがった

フェイスブック ではな
やれ たんじょうびで なに もらった だどの
やれ ハワイで マラソンやってきた だどの
いま パーティで おいしいもん 食べてんだよって 写真

いいない うらやましいない

だどもな こんやみてえに しばれる よるは
石油 あってな
ふろさ はいれて いがったって おもうのさ
セシウム くっついてる かりん だけんど
いっしょに ねると あったかくて いがったなって おもうのさ

こうやって 暮らしてんだ ふくしまでな

原発さえ ねがったらな と 思うけんど
外さ 出られたらな と 思うけんど
まず 目のまえの しあわせ ふしあわせ
どっちさ いくも 自分しだい

(2014年12月20日)



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by johnny311 | 2015-08-15 18:36 | 日々の詩2014年

「せんそうさ ひっぱっていかれる」

おれのとうちゃん
つまり おめえの じいちゃんはな
せんそうさ ひっぱっていかれてな
ちゅうごくで ほりょに なって
ひきあげせんで にほんに かえって
まつおこうざんで くみあいやってな
レッドパージで ついほうされて
やまおりて さかなやに なったんだども つぶれた
それから でかせぎ てんてんと
あとは おさだまりの じょうはつで
おれが ちゅう2のとき のういっけつで しんだ

おめえの オヤジは のんだくれ
いえさ かねもおくらねえ ろくたもんでねえ

わすれもしねえ にがつの さむいひ
とうちゃんは こつつぼに はいって
ちいちゃくなって かえってきた
はだか でんきゅうのしたで かあちゃん
じーと ほね みてた

それから せいかつほご もらって いきのびてな
はたらきながら がっこうさ いってな
きがつけば おれも くみあいやってた

ろくたもんでねえ の とうちゃん
せんそう ねがったら ああ ならながったかもしんねえ
せんそうも ゲンパツも エライひとは げんばにいねえ
おめえが せんそうさ ひっぱっていかれねえように
こえ あげねばなんねえのさ
こんどは せんきょさ いくべ デモさも いくべな

(2014年12月17日)


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by johnny311 | 2015-08-14 11:25 | 日々の詩2014年

「はな工房」

つきの やかたの はなの湯で
しごとの アカ おとすべか

どうだい そっちは
さすがに つかれる どかたと いっしょ
いつまで やんだい
さんじゅうにち あとは しがつまで むこう
ゆき ふったら しごとに ならねえ あんたは
カリオキバの しごと すこし
そのあとは ミナミソウマ
それと オオイ はじまるってよ

ゆぶねで だまって きいててな
なに やったって ゆるいしごと ねえけんど
わざわざ ふくしまさ きてくれてなあ と 手 あわす

つきの やかたの はなの湯は
ジョセン おわれば また しずか

(2014年12月12日)


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by johnny311 | 2015-08-12 18:29 | 日々の詩2014年

「いまの わたしの したいこと」

わたしは わたしを あいしたい
あなたの ちかくで くらしたい
おおきな ふるい おじいさんの いえで
そかいの こどもと あそぶよう
よるは たきびを かこむよう 
ギターを ポロンと ならすよう
ほしを みあげて くらしたい

ときどきは たびに でて
うたいながらの よなおしや
いのりながらの こうしんや
うみの ゆうひや ほしぞらを
あなたと なかまと ながめたい

あしたになると わからないよ
でも それが
いまの わたしの したいことなんだ


そとに でて 12がつの
おおきな おつきさまに てを あわす

わたしの なかが みちるよう
あなたの なかが みちるよう

あだたらやまから とんできた ゆきが
あおい ゆきになって まいおりたから
ねがいは きっと ききいれられたんだろう

(2014年12月9日)



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by johnny311 | 2015-08-11 20:27 | 日々の詩2014年

「古着のお話」

いらっしゃいませ いらっしゃいませ
西日本の ベクレてねえ 古着 いかがですかあ

ひさい者支援 フリマの手伝い
おっ これ着れそうと よさげなもの わきに はねる

セキさん ちょっと レジおねがい
あいよ と 手伝って もどったら
な、なんだ かくしていた服 ぜんぶ ねえ
ふと 顔を あげたら
見おぼえのある シャツにズボンにジャンパー抱えた おじさん
レジに ならんでるじゃねえか
ちょっと ちょっと おめさん それ
おれが 取っておいたものなんだけんど と 言いかけて・・・ やめた
あんまり うれしそうな顔 してたもんだから
 
いやあ いいもん ゲット
両手に袋さげ  ニコニコのおじさん

ありがとうございました
しかたねえな 置きっぱなしだったもの
言わねえで 良がったな 主催者だもの
だども 欲しかったな ズボン 穴 あいてるし

いらっしゃいませ いらっしゃいませ
西日本の ベクレてねえ 古着 いかがですかあ

また 集めんべな もっと いいもん くるかもしんねえ
その時は ありがたく いただくべな って 自分に言ったら
こころは 「うん」って 返事くれた

古着の話は これで おしまい

(2014年12月5日)


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by johnny311 | 2015-08-10 07:49 | 日々の詩2014年

「ほようの きほん」

にしゅうかん いじょう
あんぜんな ばしょで
あんしんな みずとたべもの そとあそび
はやいはなし むかしの ケッカクの サナトリウム
ようじょう が きほん だべな

ほよう? まだ そんなこと きにしてんの?
もう こおりやまは ふつう
だれも マスクも してないよ

ほよう? なんで こども あそばせることに
かね ださなきゃ いけないの?
たいへんなのは フクシマだけじゃ ないんだよ

ほよう いまは リフレッシュ
そかい いまは いどうきょうしつ
ひなん いまは いじゅう って いうんだよ

さどがしま へっついのいえ
こどもたち むしとり はなつみ ドロあそび
おれは それを ながめながら おもうんだ

なんで ここさ こねば なんねえがったのか
なんで にしの やさい くわねば なんねえのか
なんで アイロンで おなか あっためるのか
なんで まき わって ふろ わかすのか
わかんねえ ままだとな
だんだん よわって しぬんだ
だどもな ここさ みっかも いればな
こっちが いいなって わかるのさ
おれが やかましいごど いわなくたってな
それが ほようの きほん

(2014年12月1日)



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by johnny311 | 2015-08-09 10:11 | 日々の詩2014年

「あいと ドクと じゅなんしゃ」

なっちゃんが ほほえんでくれた
しあわせな きもち
あい かんじたって メールしたら
そっ あいを おくったんだって へんじ きた

やまきやの
あっちこっちで じょせんこうじ
のど ヒリヒリ むね ドキドキ
なんか いや~な きぶん

あいも ホウシャノウも みえねえけんど
かんじることは できんだよ


いねかって ガラーンとした たんぼ
のこった ワラもやす じさま
しろい けむりの なかの ドク
あおい そらさ たなびいてな
それから かぜに なってな
せんたくものに ひっついて
ランドセルに まいおりる

しょうがい あるこ うまれたって
ああ じゅなんしゃ だ
だども かみさまは ごぞんぢ
いのるべな
ああ いのるべ
うごくべな
ああ うごくべ

(2014年11月25日)


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by johnny311 | 2015-08-08 08:53 | 日々の詩2014年

「お祭りひろばの ごあんない」

このジャガイモは 北海道
竹炭は 奥多摩で
どうぞ どうぞ
食べて くなんしょ 持ってって くなんしょ

あそこは 手当ての講習会
アイロンで おなか あったためてな
めんえき力つけて 元気になってもらう

そのとなりは 冬の 保養の案内で
全国の あっちこっちで
からだ やすみさ 来てと おっしゃって くださる
ありがたい 話だない

ああ これな
これは 古着の リサイクルだども
広島 神戸 岡山の
ベクレてねえ 西日本の 衣服だぞい
おっきい 声では 言えねえけんど
おらたちの 服さ ホウシャノー くっついてて
洗っても あんまし 落ちねえ
新しい パンツと洗うと うつるんだよ セシウムが
しょっちゅう 服 買う金 ねえべしさ
だから お願いしたのさ リサイクル
いっぱい いっぱい 送ってもらって ありがてえ話
だどもな ちょっと せつね

さあて 最後は 歌声カフェ
ナツメロ 演歌 フォークまで
たのしく あかるく 歌いやしょう
げんきの風 吹かせやしょう
それが お祭りひろばだぞい

(2014年11月24日)



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by johnny311 | 2015-08-07 11:57 | 日々の詩2014年

「休み ときどき 二本松」

お休みの日は ときどき 二本松
そうじ ゴミだし ねこのエサ

ためんなよ せんたくもん わがで やんだぞい
家 でんだって ゆうちゃんと くらすのか
どこでも いいけんど
線量の 低いとこさ いけよ

そう 言われてもなあ と
仕事に 向かう 息子

きのう あっちこっちで イベント
「福島縦断 市町村 対抗駅伝」に
「立ち上がれ! 原発事故被害者集会」
「大石 食の博覧会」の そのあとに
「山のキノコ、食べられますか」の 勉強会
おれは 銀河のほとりで
佐渡 「へっついの家」の 映画会
たった 4人で 観たんだけんど
スズキさん ラジオで 詩 朗読してくれるって
うれしかったな つたわったんだな つながってんだな

そうじの あとは タイヤ交換
これから帰る 米沢の 栗子の峠は アイスバーン

落ち葉 積もる 屋根の 向こう
あだたらやまに 白い雪
そのまた 向こうの その 向こう
青い 碧い 佐渡の海

(2014年11月17日)




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by johnny311 | 2015-08-06 10:01 | 日々の詩2014年