「ほっ」と。キャンペーン

詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

タグ:へっついの家 ( 6 ) タグの人気記事

「ほようの きほん」

にしゅうかん いじょう
あんぜんな ばしょで
あんしんな みずとたべもの そとあそび
はやいはなし むかしの ケッカクの サナトリウム
ようじょう が きほん だべな

ほよう? まだ そんなこと きにしてんの?
もう こおりやまは ふつう
だれも マスクも してないよ

ほよう? なんで こども あそばせることに
かね ださなきゃ いけないの?
たいへんなのは フクシマだけじゃ ないんだよ

ほよう いまは リフレッシュ
そかい いまは いどうきょうしつ
ひなん いまは いじゅう って いうんだよ

さどがしま へっついのいえ
こどもたち むしとり はなつみ ドロあそび
おれは それを ながめながら おもうんだ

なんで ここさ こねば なんねえがったのか
なんで にしの やさい くわねば なんねえのか
なんで アイロンで おなか あっためるのか
なんで まき わって ふろ わかすのか
わかんねえ ままだとな
だんだん よわって しぬんだ
だどもな ここさ みっかも いればな
こっちが いいなって わかるのさ
おれが やかましいごど いわなくたってな
それが ほようの きほん

(2014年12月1日)



[PR]
by johnny311 | 2015-08-09 10:11 | 日々の詩2014年 | Comments(0)

「アクティビストの保養」

窓も 戸も みんな開けた
だれもいない へっついの家 五月の風 ふき抜け
トコトコトコと 田植え機の音 する

おそうじ まき割り ふとん干し
よく動いたから 楽しかったさ
夜は 破れふとん集めてさ チクチクチクと 針しごと
みんなの顔 浮かんでさ
ひとりだけど さみしくなかったさ

三日目の朝 加茂湖にカヌーを浮かべ
ゆっくり ゆっくり オールを漕いだんだ
魚 はね 水鳥が飛んでいてさ 幸せだったなあ
それから 午後の おおさど丸に乗って
放射能の濃い フクシマに帰ったんだ

わたしの保養は これでおしまい

姫崎灯台を回り 遠ざかる島の へっついの家から
早く帰っておいで と声が聞こえたよ

もう少しで 夏休み
みんなと会える 夏キャンプ

(2014年5月7日)

d0320318_21323103.jpg






[PR]
by johnny311 | 2014-06-25 21:32 | 第4集 | Comments(0)

「保養相談会場はまるで」

まるで バーゲン会場だね
いいものから 売れていき  保養の はしごの 人もいる

情報格差 あるからね  行ける人は 何度でも
一度も 出たこと ない人も いて
結局さ  受け入れする 人たちが
なにを 手渡したいか じゃないの

いらっしゃい
佐渡 「へっついの家」の キャンプは
二週間から  一ヶ月  いつ来て いつ帰ってもいい
ベクれていない 食と水
免疫力をしっかりと  内蔵 元気の 手当法
これが 基本の三つ です
それとね まきを拾って 風呂わかし
かまどで まきの ご飯炊き
原発なくても エジャナイカ
少し不便で なつかしい そんな暮らしを 手渡したい

冬休みもやっからない
良かったら 佐渡 保養に 来てくなんしょ
待ってるからない

まるで バザールだね
必要なものがここにある
福島 もどってきた人や  ここにいるしかない人や
きちがい扱い される人  子どもだけはと 思う人
お茶して 手当てや相談で 少しは気持ちも ホッとして

あそこだったら 行っても いいかな
あの人だったら 話しても いいかな

おみやげの 野菜を手にさげ お母さん
こころ ひそかに 思うのです

(2013年12月2日)

d0320318_09073708.jpg








[PR]
by johnny311 | 2014-06-18 09:12 | 日々の詩2013年 | Comments(0)

「皆さんが “へっついの家”を続けろと 仰る」

もう 借金できねえ
だども つぶしたくねえ
どうか 「へっついの家」 助けてくなんしょと 叫んだ
これで お金 こさえられなかったら
お前には 保養やる チカラねえ
お前が 借金 かぶるんだ と
神さまが おっしゃってる と 覚悟した

そしたら
ある人は 祈ってくださり
ある人は シェアを
ある人は カンパを
ある人は 米、野菜
たくさんの たくさんの 精いっぱいが
「へっついの家」を 潰してはなんねえの 想いが寄せられた
もちろん 陰口も あったさ

ああ 「へっついの家」を
佐渡保養を続けろと
皆さんが 仰っている
わたしに やれと
神さまが 仰っている
ありがたくて 泣けた

「ふところ 入れんなよ」と 激が飛ぶ

わかってます そんなことしたら
かならず 天罰がくだる

どうか 「へっついの家」を
あたたかく 見守って くなんしょ
放射能から こども守る 働きができますよう
わたしが 役目を 果たせますよう
厳しく 見守って くなんしょ

(2014年4月1日)


d0320318_18321002.jpg








[PR]
by johnny311 | 2014-06-17 19:33 | 第4集 | Comments(0)

自然大好き佐渡ヶ島 どろんこツアー参加者募集

d0320318_17131278.jpg
d0320318_17133217.jpg












[PR]
by johnny311 | 2014-06-16 17:14 | 福島の子供たち | Comments(0)

お正月さま

みそかの佐渡の へっついの家※の玄関に
松と ゆづり葉のお飾り
これで お正月様がいらっしゃる

紅白を見たら 雪の道を大願寺へ
やがて始まる 除夜の鐘
煩悩即菩薩 色即是空 諸行無常
ボンノウ ソク ボウダイ
シキ ソクゼエ クウ
ショギョウ ムジョウ

悲しかったこと 楽しかったこと
恨んだことや 喜んだこと
無くしたことに 手に入れたこと
何やかんやが 浮かんだが
ゴゥオーン の鐘の一発で
なあんも かんもが吹っ飛んで
新しい年に切り替わる

明けまして おめでとうございます
いい年になりますように
では失礼いたします

二本松の我が家では
3・11のかけらが そこかしこ
松飾りもないこの家に
お正月様は 来てくださるのだろうか
ひとり コタツで年賀状を見る
その一枚に
希望の芽が生まれる
良い年でありますように とあった
どうやら
お正月様は 来てくださったようだ

(2013.1.6)

※佐渡の古民家を使って始まった保養センター。通年型で保養に来れたり学びの場、地域交流の場づくりを目指している。へっついは囲炉裡の意味。

[PR]
by johnny311 | 2013-07-20 07:30 | 第1集 | Comments(0)