詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「干し柿」

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陽だまりに 柿が 捨てられて おりまする

ことしは ためしで 出荷するってよ
出ねえ だべか  セシウム
測ったもん 出すんだよ  福島産でなくても 出てんだよ
食えんべか
福島のひとが 食わねえで  他県のひと 食うわけ ねえべしさ
そうだべか

最初の 年は 木の皮 はいだ
白い肌から 木の汁 出てなあ
痛がったべなあ 血 みてえなもんだよ
いまは だいぶ 皮になった

木の皮 はいで 除染してもなあ
3000ベクレルの 切り干し大根 みてえに
干してるときに くっつかねえか
おら いま マスクなんか してねえけんど
空気さ いっぱい あるってことだべ

ガラス戸の向こうの 軒先に
わずかばかりの 大根と 柿が
ゆらゆら ゆれて おりまする

きなりになった 干し大根
煮付けにしたら うまかんべ
アメいろ なった はちや柿
コタツで 食ったら うまかんべ

(2013.10.20)








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by johnny311 | 2014-10-10 13:43 | 第3集