詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「宮代仮設 手当て隊 訪問」

吾妻山から 風が ゴウゴウ
思い出したように バスが グルグル
宮代の 仮設住宅 集会所
今日は 手当ての日
マツモトさんと ミホさんが やってきた

あの 耳の遠い おばあちゃん どうしたかなあ
ああ 息子さんのとこさ 行った

アイロンで 背中を マッサージしながら
マツモトさん おばちゃんと 避難所ばなし

ずいぶん 出てったよ あっちこっち さ
家さ 戻った ひとも いるけんど
あんまり 考えねえように してんだ
だどもなあ ひとりで いると
先のこと 考えてしまうんだよな

ここ だいぶ 硬くなっているね どうだい
ああ 温かくて 気持ちいいない

ぶらぶらと 仮設住宅を 回る
「空家につき 投函しないで ください」 の張り紙 そこかしこ
ゲートボール やる人の影も ねえ
「夜明けは 必ず 来る」の プレハブの壁の絵
宮代仮設の訪問も 1年半になりました
ひとも めっきり 減りました

吾妻山から 風が ゴウゴウ
思い出したように バスが グルグル
おばさん ひとり 乗って
あの人は どこへ 行くのだろう
フクシマは どこへ 行くのだろう

(2014年4月7日)
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by johnny311 | 2015-03-08 10:20 | 第4集