詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「小包」

チョコレイト しょっぱいアンチョビ 
ヒマラヤの 赤塩 新聞紙に くるまれた 円
役に立つよう 使ってください

詩集の お礼にと
リエさんが 送ってくれた 小包
ビエンヌの 駅の絵はがき 切り取られた 青い空
手紙と 詩片「15歳 小名浜」

テトラポットとコンクリートの防波堤
自由をうばわれ がまんしていた 海が
暴発 することも あるんだよ
23年後の 「3・11」
歌うと なみだが でる 原発さえ なかったら

わたしの実家は いわき もう 帰ることは ないかもしれない
日本も 世界も いままで見えなかった悪(うみ)が
悪い腫れものように ウミがふきだしている
ぜんぶ ふきだしたら 平和が やどるのかな

とおい 異国にくらす このひとも
原発事故の 被がい者

セキさん あたたかい 足あとを つくっているね
世界中が あたたかさで いっぱいになれば
どんなに ステキだろうね

わたしは 胸がいっぱいになりながら
チョコレイトを ひとつ たべ
いっしょに つくろうって
リエさんに よびかけた

(2014年7月9日)






by johnny311 | 2015-04-17 14:37 | 日々の詩2014年