詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「それぞれの 役回り」

カプセルから 抜けだして
伊勢佐木町の 石のベンチで深呼吸

「よろしくお願いしま~す」 新台入れ替えの
パチンコ エンターテーメントの お姉さん
行きかう スマホにサラリーマン
ママチャリおばさん 人の川

その流れに 石みてえに立ちどまる者は
リュックにビニール袋下げた ほっかむりの婆さんと
地下道で眠る ホームレス
それと フクシマから来た男
誰もふり向かね 誰も忘れたふり

「自己責任でしょう 格差 なぜ悪いんですか」 と
昔 コイズミ首相が 言ったっけ
出てしまった放射能 主の無いものですからと 裁判所
国 東電の責任さ 目 つぶったっけ

ああ だども おらたちは そこにいるしかなくて
ああ だども おらは目の前の婆さんに 何もしてやれなくて
せめて 缶ジュースーと思ったけんど 婆さん
ツーと立って どこかさ 行った

陽さして 暑くなったから
おらも ヨッコイショと 次の街
フクシマの話してな 保養カンパで頭下げてな
それが おらの仕事だd0320318_18072107.jpg 
神さまからの 役回りだ

(2015年6月27日)























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by johnny311 | 2016-04-27 18:14 | 日々の詩2015年