詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「2015年クライシス」

ケンちゃんと ケンカした
4年前の 梅雨のころ

セキさん 放射能 気にしすぎなんだよ
山下センセ 100ミリシーベルトまで 大丈夫っだって
うち マスクもしないし フツウに暮らしているよ

ケンちゃんが 4年ぶりに やってきた
しらが頭で ゲッソリで
自家製 梅ジャム 手に持って

ありがとない だども やせたんでねえの

食べたもの 飲み込めなくてさ 医者に行ったら 食道ガン
食道も胃も みんなテキシュツした
まくって見せたお腹には みぞおち へそまで一直線
ブツブツと ジッパーみたいなぬい目あってな
もごさいのお

大変だったない しっかり 養生してない
おらも ひとのこと 言えねえけんどな

坂道を ゆっくり下っていく ケンちゃん
この前はチャーリーが その前にはトヨちゃんが
事故から5年 子どもの甲状腺ガン127人
2015年クライシス と 言うけんど
死ぬひと 病むひと やたら多くねえか

アイロンで お腹 温めながら
おれはケンちゃんに呼びかけた
がんばっぺない 生きるべない
祈っからない

(2015年7月21日)






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by johnny311 | 2016-05-09 12:26 | 日々の詩2015年