詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「にんげんの津波」

押しよせる にんげんの津波は
かるがると バリケードをこえ 国会前を水没させた
にんげんの海が 民主主義ってなんだ なんだ と叫ぶ
為政者は 孤島となった議事堂の
高い所から のぞき込むが 波が怖くて動けない

やがて 海の あちこちから
平和の歌や 地響きのような コールが始まった
戦前に戻してたまるか と 老人がこぶしを上げ
だれの子どもも 殺させない と 母親がバナーを持ち
見知らぬ人が 水をさしだす

雨の中 ひるがえる 南無妙法蓮華経の旗
立ち上がった学会員が 署名を集め
遠くに 党首 教授のアピールも聞こえるが
誰もが 自分の言葉で どんな国にしたいか
どんな ふるさとにしたいかと 話し始めたものだから
わたしも 戦争と原発で
ご飯を食べる国にしてはなんねえと しゃべったのさ

これが 政治ってことだろう
これが 民主主義ってことだろう

福島から 佐渡ヶ島から 日本のあちこちから
民主主義ってなんだ が 聞こえる
にんげんの津波よ 二波 三波 と起きて
国会を のみこめ
わたしの村を つつみこめ

(2015年9月2日)

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by johnny311 | 2016-05-22 18:22 | 日々の詩2015年