詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「いのち いただく」

足 しばり こわきにかかえ
思いっきり 首 ひねった
キャーという悲鳴
すぐにダラン と するはずが
バタバタしていて まだ 生きていて
おれは 汗ダクでしめ続け ようやく
ニワトリを つぶしたんだ

トリ一羽で こうだよ おめさん
戦争で ひと殺し できっか

逆さにつるし 首を切って 血 ぬいて
おれ こんなの見たら 食べられないよ
カラ揚げ 好きなのにと アベくんが泣いた
いいんだよ それで

熱湯につけ 羽根をむしって 切り分けて
だんだん 肉になっていく ナ・キ・ガ・ラ
むね肉 ももは 焼き鳥に 手羽先 モツは みそ煮込み
ガラはスープにしようか
おいしそうだねって あきちゃんが言った
いのち もらったんだもの ぜんぶ食わなきゃ バチあたる
いただきますと 手を合わせ
おいしいって言う子 食べられないって言う子
いいんだよ それで

保養に来た きみたちに
もう ヒバクはさせたくない
戦争にも 行かせたくない
だから 今日は
いのち まるごと いただく料理

(2015年10月1日)

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by johnny311 | 2016-06-05 12:34 | 日々の詩2015年