詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「だいじょうぶ」

日曜の昼飯 息子とふたり
午後から屋根の落ち葉かき
おめえも手伝うか
いや だいじょうぶ
だいじょうぶって おめえ 日本語おかしくねえが
ふふ いや だいじょうぶ

親父はマスクにほうき ゴム手して
屋根の落ち葉を かき集め
息子は はっぴきて「行ってきます」と
ゆっくり坂道 おりてゆく
きょうは 若連の寄り合いか
二本松は線量高いから
嫁さんもらうなら 子育てするなら
よそで暮らせと おれは言うのだが
いつも息子は 「だいじょうぶ」

屋根のむこうに見える 根雪のあだたら山
その下には 大熊町の仮設住宅あってな
なんぼか 復興住宅も建ってきたのだども
やはり 若いひとは出て 年寄りは残っていて
だいじょうぶだべが
いや だいじょうぶではねえべ

(2016・12・10)







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by johnny311 | 2017-12-13 09:55 | 日々の詩2016年