詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「ふるさと」

ただいま
がらんとした 佐渡へっついの家
誰もいないけれど ここは
みんなの わたしのふるさとだ
つまらないのは 雨のお正月
雪かきができない かまくらが作れない

おやじは佐渡で 母と末っ子 米沢で
兄貴ふたり 二本松でお正月
いまごろ 缶ビールとカップ麺すすっているか
それでも そこは お前たちのふるさとだ
せめて 雪ふれ 雪ふれ 雪ふれ
雪かぶせろ 雪かぶせろ 雪かぶせろ 
そうすりゃ放射能 雪のした

あのひとの家に行ったら
ただいまって 言うんだ
そこは あのひとのふるさとだけれど
ときどきは わたしのふるさとにさせておくれ
こたつでお茶のみして おしゃべりして
朝はすきとおった 空気をのみこんで
ベクれてない 小さな畑をうなって種まきのしたく
汗をかいたら縁側にすわって
いっしょに 遠くの山を見るんだ

(2017・1・3)






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by johnny311 | 2018-01-01 20:53 | 日々の詩2017年