詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「シャンプー」

きのう あのひとに ふられた

けさは お風呂で 毛染めのシャンプー
コンブのエキス手にとって しらが頭にぬりこんで
ゴシゴシ クチャクチャ ゴシゴシ クチャクチャ
じじいだって ゴシゴシ
恋をするんだ クチャクチャ
忘れろ ゴシゴシ 次いけ ゴシゴシ
幸せは そっとしまって
みれんは熱いシャワーで流して

カガミの中の 茶パツのオレ
ウン いけてる いけてる

ポカポカのお天気 おもてさ出て
髪をふきふき ひなたさ いた
雨どいの下 ふきだまりの木の葉 植え込みのかげ
あっちこっちから 放射線はとんでくるのだが
なあに オレも生き物だもの
なんぼかは お日さまにも あたらねばなんね

おとなりの 雪の残るかわら屋根の
その向こうの 白い麓山を見ながら
オレは 福島から出ていった
あのひとのことを おもっていたんだ

(2017・1・26)






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by johnny311 | 2018-02-01 19:56 | 日々の詩2017年