詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「こんど 裁判さ かけられるんだ」


こんど 裁判さ かけられるんだ
移住の手続きしねえで 家賃も払わねえで
避難者のまんまで
団地に 居座っているって言われてな
オレ とんでもない人間

避難したさ
原発事故で 放射能降ったでしょ
いのち守るため 逃げねばなんねえがったのさ
6年たったって 二本松の家
庭の土2万ベクレル 家のホコリ4767ベクレル
ここで 子育てはできねえ
せめて 子ども大きくなるまでは 米沢で 雇用促進住宅に
無償で住まわせてくなんしょ と 国に言ったのだども
勝手に避難したのでしょ 自己責任 それに
言うこときかずに居座っている
出ていけ あんたは不法占有者
そう 言われ
こんど 裁判さ かけられるのさ

裁判になったらな
なんで逃げねば なんねえがったごど
なんで避難を 続けねばなんねえがったごど
避難は 権利だってごど
事故の責任は誰かってこと
住むのに 安全かどうかは 国でねえ
オレが決めるってこと 腹の中をぶちまけるのさ
好きで こったらごど やってんでねえよ
だども 人を不幸に落とした者たちに
一矢 報いてやりてえんだよ
こんど 裁判にかけられたらな
オレの詩もいっしょに 読むんだ
泣きながら 子どもが避難した
「ぼくは 米沢にいるよ」をな

(2017年6月5日)

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二本松の家


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by johnny311 | 2018-06-13 11:50 | 日々の詩2017年