詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「阿賀野川」

山のあなたに降る雨は
只見に阿賀に そそがれて
流れ 流れて日本海

福島に向かう高速バスの窓から
水をかぶった田んぼが見える
夕べの雨 ひどかったからねえ とお客さん

昔 この川にドクが流されて
イタイ イタイとひとが苦しんで
このあいだ 原発事故で放射能が降って
磐梯山 川桁山 布引山にも降ってな 
木の葉っぱについて キノコが吸って ケモノガ喰って
雨のたんびに 山がけずれて 阿賀野川さ入って
おめさん すごい量のドクが
日本海まで流れてんだよ と 言いかけたら
おとなりさんは ウツラウツラ

おれは黙って 雨の上がった空見上げ
お祈りした
山のケモノ 川の魚 みんなのことをな

(2017年7月18日)


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by johnny311 | 2018-07-15 20:20 | 日々の詩2017年