詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「タイサンボクの樹の下で2」

帰る日の 朝のおいのり
きょう お船とバスに乗って
福島のおうちに帰っていく
ぶじに着けますように
明日からも 元気で暮らせますように

ジャンジャンジャーンと ドラがなり
また 来てねえ と 手をふって
また 来るからねえ と声がして
遠くなる 船のかげ みんなの顔はもう見えぬ
さみしいのお だども
だいじょうぶ 同じ道の上 すぐにまた会える
なぜなら
わたしたちは きょうだいであり ともだちであり
お父さん お母さんであり こいびとでもあるからだ

両津の海の 青い波
ドンデン山の白い雲
へっついの家 タイサンボクの樹の下
ゆらゆら 風に揺れるハンモック
わたしは 目をつむって手を合わせた

いつでも 帰っておいで
わたしはいつも ここにいる
わたしたちは ずっと ここにいる

(2017年8月6日)

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by johnny311 | 2018-08-05 14:30 | 日々の詩2017年