詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「おれは アシナガバチを殺した」

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米沢の 避難者の畑
昨日 おれは アシナガバチを殺した
ジョーロの中さ 巣 作っていてな
お前たちがそこさいると 危なくて仕事にならね
仕方ねえ 仕方ねえと言いながら
アシナガバチを殺した
マグナムジェットスプレーでな 
ボタボタ ジョーロさ落ちるハチ
卑怯だろ ああ卑怯だ
ミサイル落とされたようなもんだ

米沢の 避難者の畑
やるひとも ずいぶん減って
福島さ帰ったか 他所さいったか
おれらは 住宅支援続けてくなんしょと
国の言うことを聞かないもんだから
不法占有者って呼ばれて そのうち
裁判所から 呼び出しが来るそうだ

米沢の 避難者の畑
となりはソバ畑
ザワザワの風 ゆらゆらの白い花
ミツバチ ブンブン飛んで
かわいいのお 働きものだのお
だども さっき
おれは おまえの仲間を殺めたんだ
そうつぶやいて おれは二本松さ帰った
栗子の峠 越えてな
不思議な形の雲が いっぱい流れてた

(2017年9月12日)


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by johnny311 | 2018-09-18 11:14 | 日々の詩2017年