詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「十六夜」


背中のリュックには
売れ残りの詩集
売れなかったが 被ばく者の
フクシマのいまが 話せて良かった

夕方の東京は雨
だども 終電が二本松に着くころには
上がっていて助かった
家に向かう坂道を トボトボ歩く
やっぱしきついな ちょっと重いな
明日から病院を思うと ちょっと切ないな

一息ついて 空 見上げたら
十六夜のお月さま
雲の上におわしまして
ああ いつも見守って下さっていて
ありがとうございます

家の玄関にリュックを下ろし
お月さまに 手を合わせた

世界中の人たちが 子どもたちが
戦争や差別や放射能 あらゆることで苦しまぬように
今日 会った皆さまが 幸せになりますよう
大好きなあのひとに 会えますよう

そうお祈りしながら
青い光を浴びていたんだ

(2017年11月4日)


by johnny311 | 2018-11-04 16:48 | 日々の詩2017年