詩と写真でつづる311 関久雄「原発いらない、いのちが大事の歌」

「カタ コト ゲホッと 音がする」(胆石の手術を終えて)

4人部屋の 病院の朝
白いカーテンの向こうから
カタ コト ゲホッと 音がする
夕べも 切ねそうだった
窓から差し込む 11月の光は穏やかで
だども この部屋には 隠れているものがおってな

具合どうですか とドクター
腹帯したら 痛みもだいぶ治まって
では 退院ということで 

塩気のない朝めし お茶で流し込むと
検温です とやってくる せわしげなナース
体 拭くタオルお使いになりますかと 2本差し出すが
それより あんたサービスで
オレと 添い寝してくれねえが
そのほうが なんぼ元気になるかもしんねえ
はは これはザレゴト ジジイのモウソウ
どのナースも 色っぽく見えるから
オレも少し 持ち直してきたか

着替え始める カーテンの向こう
パタ スタ パタ スタ と
おとなりさん トイレから帰ってきて また
カタ コト ゲホッとだけ 音がする

家さ帰れば 0.15マイクロシーベルト
だども ネコの世話も 息子の弁当づくりもある
胆石とったオレは
みなさん はやく元気になりますように
早く治りますように と
カーテンの 向こうの皆さんにだまって頭下げ
二本松さ帰った

(2017年11月9日)


by johnny311 | 2018-11-15 18:24 | 日々の詩2017年